2023/01/25 14:27

ごっこ遊びと聞いて思い浮かぶのはなんでしょう?

1番に思いつくのは、ままごと(おうちごっこ)ではないでしょうか。家族の中の誰かになりきって役割を演じていくものですね。誰かとやり取りをしながら進めていくこの遊びは、言葉が発達したり、社会性が身についたりします。(詳しくはブログ【ごっこ遊びで育まれる力】も読んでみてください)

男の子より女の子の方がよくしているな、と感じるのではないでしょうか?


でも、ごっこ遊びとはそれだけではないのです。憧れのヒーローになりきる戦いごっこや、お店屋さんやお医者さんごっこなど職業に関するものを真似するのもごっこ遊びです。


一人の世界で楽しんでいたり、誰かと楽しんだりと年齢や個人差で違いもありますが、ごっこ遊びは

性別は関係なく”その人になったつもり”で遊ぶことなのです。


ごっこ遊びをどう一緒にしたらよいか分からないお父さん。大人には恥ずかしさがあり、そこが苦手意識になっているのではないでしょうか。こどもたちの発達に良い効果がたくさんあるごっこ遊びは、大人が一緒に遊ばなくてはいけないものでもないのです。(大人とのやり取りが楽しいものもあります)


こどもたちが経験したことがもとになり繰り広げられていきますが、そこには経験したことではない想像の世界も広がっていきます。自由な発想で“自分だったら”と思い浮かべながらすすんでいく世界です。初めから世界観が設定されているもの(ヒーローやキャラクターなど)は、そのものにしかなれませんが、自分でイメージを作ると大人が入らずとも、ごっこ遊びは成立していくのです。こどもたちの想像の世界のおもしろさは、そっと外からのぞき見ることで共有できるはずです。

むしろ大人が入らないほうが、自然でリアルなやり取りを見れたりするかもしれませんね。

ごっこ遊びのさせ方が分からない、というお父さん。お子さんの世界観を一緒に楽しむ、という感覚もこどもたちの育ちに関わる大切なことの一つです。