2023/01/05 09:48

◆こどもと一緒に遊び博士になる

 休日、お子さんと一緒に公園など外で遊ぶことも多いと思います。お母さんにとっては出かけている間に家事を済ませられたり、普段はなかなか取れない一人の時間を取れたり(平日にはなかなか持てない貴重な時間)と大助かりな時間でもあります。


その遊びの時間にぜひお子さんと一緒に“遊び博士”になってみてください。難しい研究をする、ということではありません。

一緒に、お子さんの興味を持った遊び、ものに全力で関わってみてください。


砂場でお団子を作っていたら一緒に作り、崩れてしまった悲しそうなお子さんに『こうしたらくずれないよ』というアドバイスを送るのではなく、『どうしたら崩れないのだろう?』という問いを投げかけ、お子さんのアイデアを一緒に試してみてください。

それがうまくいかなくても何度トライしてみてもいいのです。その試行錯誤中にこそ学びがある!と思い無駄だと思わず付き合ってあげてください。すぐに正解を教えることは簡単ですが、それを自分で気づかせる、という過程にお父さんの力を発揮してみてください。


あまりにうまくいかないとき、お子さんがくじけそうなときにはさりげなくしめった土を見つけ、違いを一緒に探ってみたり、水を何気なくそばに置いてみたりとヒントをうまくしのばせるのもいいと思います。

でもあくまでこどもが自分で発見した、できたという気持ちが大切です。そこは忘れずに・・


そして何より一緒に夢中になってください。こどもたちは一生懸命に遊ぶ大人が大好きです。お父さんにしかできないダイナミックな遊びもあるでしょう。泥んこになるような大人が一瞬迷ってしまう遊びも進んで楽しんでください。

(あとでお母さんに怒られちゃうかも?夢中で遊んだら片付けまでお願いします、洗濯やお風呂など・・お子さんが少し大きければ洗濯も一緒に『洗濯ごっこ』としてできそうですね)


おにごっこや運動遊びも全力で。勝ち負けのあるものなら全力で取り組んで勝ってもいいのです。

全ての勝負に負けてあげることはありません。大人の本気はこどもの憧れであり、こどもを本気にさせます。その経験も貴重ですよね。


遊びも新旧たくさんあります。時にはご自身のこども時代の遊びを紹介してその時の話をしてあげるのも楽しい時間です。またお子さんがおしゃべりをできる年齢であれば保育園や幼稚園でしている遊びを教えてくれてお父さんの情報をアップデートしてくれるでしょう。


たくさん遊んでたくさん悩んで発見して、その経験をダイナミックにさせてあげてください。